松戸駅周辺の交通動線の問題点

車ではじめて松戸に来た人に、西口から東口に(東口から西口に)行く道を教えるのは大変な作業である。おそらくはちょっと聞いただけでは簡単にはいけないだろう。こうした状態のまま4半世紀を越えた(鉄道高架による東西の流通が根本的治療だろうが)。

本年本町駅前商工振興会のアーケード撤去に伴う駅前線の整備計画に続き、駅前交通の大問題地点・2丁目ふれあい通りを含む道路交通体系の改善を目指す「松戸駅西口周辺整備事業」の市当局による説明会が開催された。

参加団体
本町4商店会 2丁目中通り商店会 2丁目不動会 本町自治会
松戸駅利用者の会 ほか個人

★松戸駅西口周辺整備事業説明会の経緯 よりお借りしました。
平成16年4月15日 松戸駅西口周辺整備事業説明会 (初めての資料提出)
松戸市都市整備本部 都市整備課
  

市当局の説明の概要

●今回の整備では道路拡幅や新設は行わず、上手に使うことを考えたい
17年度国庫補助金事業を目指すので6月頃には概算要求の必要がある
  こんなプランで予算概算要求は言語道断ではないか。

停車場線は公共交通と歩行者を優先して考えたい
●今回の対象は、停車場線、ふれあい通り〜中通り、駅前広場である
  南北通行抜きでのふれあい通り通行変更は、通過車両を増大させるだけである。

●それ以外の街路はその先の計画事業とする
●停車場線への集中を避けるため南北の街路から松戸野田線に誘導したい
●駅ビル脇は北向き一方通行に変えて北側への退路を増やしたい

松戸野田線が混雑解消しないと、迂回路となるので駅前広場交差点は作れない
  松戸野田線の混雑解消のために南北通行のための駅前広場交差点が必要なのである

バスレーンは長期的課題で必要だが、現状の道路幅では困難と考える
  詳細は
ツアーバスを市民劇場脇に発着させても大型車転回場所が無い
伊勢丹廻りの逆方向化は効果があると考える
荷捌きエリアは場所を検討して計画に加える必要もある

地元の意見の一部

○松戸駅前はバスの比率が高いのに事前調査でバス運行の現状を把握していない
○松戸野田線の混雑緩和には根本、小山交差点の信号調整が有効なはずである
○信号調整や交通規制は試験的に行って成果を見ることも出来る
中通り、ふれあい通りは現状でも利害が異なるので一括して論じるべきではない
ふれあい通りのオアシス機能は何らかの形でどこかに残して欲しい
○伊勢丹P→稲荷社→坂川→春雨橋南の退出路を検討すべきである
本日の段階で4つの案の選択を求めるのは住民の意向に反している
南北エリアの交通独立という考えについて見解の相違がある

追記(大通り商店会発言)

現在の駅周辺の慢性的交通渋滞、交通動線混乱の原因は大きく捉えると、以下の2つである。
@

駅前広場を含めた南北の移動(伊勢丹〜ディマート方面へ)ができないこと
A


他市駅前に比べて圧倒的に多いバスに対する対策ができていないこと。
.
都市計画マスタープラン・総合計画との整合
平成11年6月策定の「松戸市都市計画マスタープラン」
目標年次 平成32年(16年後)
将来都市像
交流を支える環境にやさしい交通体系を備えた都市

多くの鉄道と駅がある現在の交通利便性の高さを生かし、高齢社会の到来や環境・エネルギー問題に配慮して、だれもが自由に移動でき、かつ環境への負担も小さい交通体系を確立するため、公共交通の一層の充実を図ります。

交通施設の整備方針
公共交通機関の整備方針
  バス交通の強化
路線バス交通の定時運行の確保のために、幹線道路網の整備を推進するとともにバス優先レーンの設置バスベイの整備などを堆進して、バス利便性の向上を図ります。

新規公共交通機関導入の検討

地域別構想
松戸地区
バスの運行本数の多い道路について、拡幅などの検討を行います。
また、バスの定時性の確保のため、バス優先レーンの導入の検討などにより走行速度低下区間を解消します。
本町大通り商店会の提言


@



南北の通行のできないことについては、市の委託したコンサルタントも、デメリットとして捉えている。
にもかかわらず、このたびの計画はデメリットの是正を「困難なもの」として、デメリットに基づいた計画となっている。

市の配布したパンフレットより


この点について本町商店会も3月11日の説明会において意見書を提出している。

・・・
一方では車にも問題があります。
伊勢丹通りからは駅前通りに左折しか出来ない交通規制がされ北側には直進できないようにポールが立っていますが、このポールをうまく除けて直進してゆく車を見かけることがあります。これは歩行者だけでなく車の側にも駅前の南北を往来する需要が高いからだと考えられます。

また、この箇所にはバス2車線タクシー一般車伊勢丹通りの計5車線が集中するため必然的に渋滞が発生しますが、これらを整理する方法が全くありません。

この駅前広場入口南北に渡れるようになれば、混んだ伊勢丹駐車場を諦めた車が空いている事の多い駅北側の駐車場に容易に向かうことがでます。さらに横断歩道があれば、歩行者も安全に往来することが可能になります。

この箇所を一つの交差点と考えて信号を設置することは決して道路混雑を助長する原因にはならないものと考えます。この箇所で歩行者の横断が可能になれば、伊勢丹通りを中心とする歩行者の回遊性も高まるものと思います。

全文 (「西口の挑戦」より)


当局は広場の南北入口への交差点設置は難しいとの説明をしたが、馬橋駅西口は駅前広場に信号機がある。


Aバス対策について・・・・ (無策の極み


バス駅前集中は、コンサルタントも認めている。
しかし、コンサルタントの報告にに基づくバス路線の改善の計画、また駅前広場の車両交通規制の詳細についての説明はない。

商店会の調査によると、近隣都市駅前において進入してくる車両の中でバスの占める割合は以下のようになっている。

船橋駅前 4%
本八幡駅前 10%
松戸駅前 20% (船橋の5倍

したがってバス路線対策は極めて重要な問題である。

駅前広場はバス・タクシー・一般車に以下のような規制が行われている。

路線バス 成田バス等 一般車両 タクシー

@ バス車線 2車線 D タクシー待機所および乗り場
A バス車線 2車線 E バス到着ベイ
B バス車線 2車線 F 駅前線渋滞時の抜道指定
C 一般車線 1車線   タクシーのみ右折可
C


中央バス車線の中のオレンジ色は成田行きのバスだが、時により一般車線の中でトランクに荷物を運ぶ場合がある。きわめて危険である。


駅周辺交通動線にとっての最悪の設計・地下駐車場の入口(左)と出口(右)

この柱がなくなればバスステーションも南北に並べ替えができ、駅前ロータリーが自由に回転できる
東西方向にあるバスステーション 東西方向にあるバスステーション

公道上のタクシー待機所

交互交通になる幅員はある(夜間の様子)

さらに可能であれば、駅前広場から駅前通りへの交通を複雑にする原因でもある西口地下駐車場廃止すべきと考えます

この地下駐車場は当初300台以上の収容力がありましたが最近の改修により100台程に収容力が減りました。これは周辺の民間駐車場の余裕をもって対応出来るものと考えられます。
なお、廃止された地下駐車場タクシープールに転用することで駅前広場地上レベルの狭さ解消に役立つものと考えます。

西口の挑戦より

これはメリットではなく、デメリットである。


大通り商店会の提言より 全文

・・・
一方では車にも問題があります。
伊勢丹通りからは駅前通りに左折しか出来ない交通規制がされ北側には直進できないようにポールが立っていますが、このポールをうまく除けて直進してゆく車を見かけることがあります。これは歩行者だけでなく車の側にも駅前の南北を往来する需要が高いからだと考えられます。

また、この箇所にはバス2車線タクシー一般車伊勢丹通りの計5車線が集中するため必然的に渋滞が発生しますが、これらを整理する方法が全くありません。

この駅前広場入口南北に渡れるようになれば、混んだ伊勢丹駐車場を諦めた車が空いている事の多い駅北側の駐車場に容易に向かうことがでます。さらに横断歩道があれば、歩行者も安全に往来することが可能になります。

この箇所を一つの交差点と考えて信号を設置することは決して道路混雑を助長する原因にはならないものと考えます。この箇所で歩行者の横断が可能になれば、伊勢丹通りを中心とする歩行者の回遊性も高まるものと思います。
・・・・

全文
馬橋駅西口は駅前広場に信号機がある。








赤枠の部分(本町ジャーナル挿入)の図は昇降施設のようだが歩道橋では?
なんとも時代遅れの計画ではないか!!
商工/地域振興どころか、地域を衰退させる計画である!!

現在のデッキそのものが駅周辺車両交通の回遊性を低めているのではないか!
さらに、現在の駅前広場のロータリー機能を低めているバス乗り場の並び方東西方向)を変えるにもデッキの柱があるうちは何も出来ないのである!
バス乗り場は将来南北方向に変えることも前提とした計画にすべきではないか?

シンボル軸への歩道部の交通アクセスが良好になる」?
今のデッキでは江戸川方向に人が向きにくい、だからデッキから江戸川方向にも階段を出すということか?・・・狂った前提を基本としたあまりにも陳腐な解決策ではないか?


























大馬鹿計画!バリアフリーの時代に歩道橋?のための歩道幅員確保?

松戸の都市整備による負の遺産
都市整備本部に予算を使わせてはならない

道路拡幅などよりも先に検討しなければいけない「パイパスの活用」
 
江戸川沿パイパス→東京方面へ 
角町→東京方面へ
1回の青信号で進める車  6台
1回の青信号で進める車 20台





地元の意見聴取もほとんどないままに、4月15日に初めてスライド画面で32通りのプランから絞ったという4プランを住民に提示!!
都市整備本部の提出したプランには山ほど問題がある!!
断じて認めるわけにはいかない!!
こんなプランで6月議会において予算獲得を図るとは不見識きわまる!

松戸市は“市民の声を行政に!”とパートナーシップ計画をはなばなしく立ち上げた。
地域計画を図るにあたっては地域に住み、かつ営業をする住民に聞くにしかずでないだろうか。
一度造られたら何十年にもわたってそうした施設と付き合わなければならず、それは住民にとっても、また来松者にとっても極めてくつうであるだけでなく、地域振興にも商業振興にも害以外の何物でもない。
わずか数度の説明会で、当局のあらかじめ用意していたかのような、「造ればいいだろう」かのような施設によって松戸駅前は柏はもちろん、亀有、綾瀬の後塵も拝している。

まだまだ肝心な部分についての意見はあるが、あらためて本町商店会の提言書をご覧いただきたいものである。

松戸市都市整備担当部局による松戸駅周辺の大馬鹿施設・過去の連続の整備計画の失敗負の遺産)を謙虚に学んでいただきたいものである。

*

駅前の南北への直進の必要性は松戸市も認めていた!
ならばなぜ実現へ向けての検討をしないのだろうか?



下図の黄線“の字”の道路
松戸市作成の画像に黄色線および文字挿入編集 (本町ジャーナル)

都市整備は
  @すぐ整備するべきもの
  A中期的目標
  B究極の目標
とするべきであり、@、Aともに究極の目標を妨げるものであってはならないはずである。
究極の目標のビジョンなき、その場限りのハード作りが駅周辺を破壊し続けてきた。

関連ページ いつかは・・・・


都市整備本部のこうした安直な4プランへの絞込みは、断じて認めるわけにはいかない!!






















西口の挑戦よりお借りして、本町ジャーナルにてそのまま掲載させていただきました。
H15.12.18
・「ふれあい通り整備」について商店会ごとに説明
・工事計画と見本図を提示し今後の協議について協力要請
<おもな意見>
・市とコンサルタント会社が住民側の意向を十分把握していない
・商店会のみ説明対象として近隣住民を含めていない
・すでに図面が描かれている段階まで進捗してしまっている
H16.3.11
・昨年実施の「交通量調査」「アンケート調査」の結果について説明
・街路ごとの交通の特徴を示す
<おもな意見>
・サンプル数が少なすぎるので実態を反映していない
・地域住民が把握している内容の域を超える結果ではない
・整備対象エリアの選定が市の一方的なものである
・総合的な交通動線改善という考え方が示されず無計画である

・これに対して市域住民からの「交通動線改善案」が提出された
H16.4.15
・今回の整備では道路拡幅や新設は行わず、上手に使うことを考えたい
・17年度国庫補助金事業を目指すので6月頃には概算要求の必要がある
・停車場線は公共交通と歩行者を優先して考えたい
・今回の対象は、停車場線、ふれあい通り〜中通り、駅前広場である
・それ以外の街路はその先の計画事業とする
・停車場線への集中を避けるため南北の街路から松戸野田線に誘導したい
・駅ビル脇は北向き一方通行に変えて北側への退路を増やしたい
・松戸野田線が混雑解消しないと、迂回路となるので駅前広場交差点は作れない
・バスレーンは長期的課題で必要だが、現状の道路幅では困難と考える
・ツアーバスを市民劇場脇に発着させても大型車転回場所が無い
・伊勢丹廻りの逆方向化は効果があると考える
・荷捌きエリアは場所を検討して計画に加える必要もある

<おもな意見>
・松戸駅前はバスの比率が高いのに事前調査でバス運行の現状を把握していない
・松戸野田線の混雑緩和には根本、小山交差点の信号調整が有効なはずである
・信号調整や交通規制は試験的に行って成果を見ることも出来る
・中通り、ふれあい通りは現状でも利害が異なるので一括して論じるべきではない
・ふれあい通りのオアシス機能は何らかの形でどこかに残して欲しい
・伊勢丹P→稲荷社→坂川→春雨橋南の退出路を検討すべきである
・本日の段階で4つの案の選択を求めるのは住民の意向に反している
・南北エリアの交通独立という考えについて見解の相違がある