商店会から市長へのお願い(2004・平成16年) 写し
松戸市長 川井敏久様
駅前商工振興会会長 
 前略
 私達は松戸市商工観光課との協議の結果、本年2月、長年の課題であった駅前アーケードを遂に撤去することができました。そして撤去後の歩道の補修、街路灯の設置にむけて検討を重ねてまいりました。

 ところがアーケードが撤去された頃より都市整備課市街地整備担当室による松戸西口駅周辺道路整備計画の話が私達の商店会の「松戸停車場線」(以後「駅通り」)と「ふれあい通り」を対象として発表され、以後数度の説明会が開催されてまいりました。「駅通りのアーケード撤去後の補修の話はいつのまにか商工観光課と協議の枠を超え、このたびの補助金を必要とする全体計画の中に組み込まれてしまったのであります
 この補助金は「ふれあい通り」をふくめた全体計画の承認を前提としているようであり、いわばこの計画の人質になってしまったように私達は感じております

 その後の説明会の経過から推察するに、「駅通り」整備計画は関してはアーケード撤去後の補修程度のようであります(会員の中には補修工事はあくまで暫定的工事として、特にカラー舗装などは必要と感じていないという意見の方もおります)。

 補助金を必要とするこの全体計画には、地域の指摘する最大課題である駅周辺の動線を含めた多くの問題があります。そして説明会を開催し、地先の意見を聴取しておりますが、そうした諸問題解決の具体案は、この度の計画には盛り込まれていないようであります(「松戸よみうり」8月8日号参照)。そしてこうした問題を当局はこのたびの予算獲得した後に解決する旨述べております。

 現在駅周辺は車両だけでなく、歩行者の安全にも様々な問題およぼす施設に取り囲まれております。にもかかわらず、当局の予算獲得を第一の目的にするかのようなこの度の計画を懸念した地域有志は、現状報告とともに、もし予算獲得後に解決するのならば、その確約の為の協定書案等を千葉県知事に送りました。

 道路はけっして飾り物ではなく、松戸市全体の問題であり、そして接道する住民にとっては、その資産価値を左右する重要なものであることを考えれば、予算執行者に現況を正しく伝えることは当然のことであります。
 生活の根幹たる道路施設等は一度完成してしまえばその再改修には20年以上の歳月を必要とすることは、地下駐車場アーケード、そして「ふれあい通り」ほか周辺道路のその後の経緯を見ても明らかであるからであります。

 補助金要求の為に必要な全体計画の承認は、私達の商店会の承認だけですむものではなく、他商店会、住民の合意が必要でしょう
 私達は「駅通り商工振興会」が商工観光課との約束の範囲の小規模な補修および街路灯再設置を強く要望すると同時に、もし補助金を必要とする工事となるならば、当然考慮されなければならない動線、バスレーンの課題につきまして、私達との協定を結んでいただくことを強く要望致します。

資料

松戸駅西口周辺整備事業に関する協定書(案1

 松戸市長川井敏久(以下「松戸市」という。)本町自治会事業地先商店会等とは、松戸市が実施する標記事業「松戸駅西口周辺整備事業」(以下「当該事業」という。)の実施に関して以下のとおり協定を締結する。

第1条目的
 この協定書は、平成15年7月に松戸市が提案した当該事業の実施に際してこの事業が旨とする松戸駅西口周辺の交通安全対策ならびに景観美化に対し事業地先自治会等の協力を得て当該事業を円滑に推進することを目的とする。

第2条事業内容
 当該事業が行う項目は次のとおりとする。ただし、今回工事で対応出来なかった項目は別に定める方法で継続事業とする。

 1)県道松戸停車場線の街路整備に関すること
   @ 歩道の舗装改修に関すること
   A 歩道車道間の段差解消に関すること
   B 街路灯、街路樹等の公共物設置に関すること
   C 違法駐車及び駐輪の解消に関すること
   D バス専用レーンの設置に関すること
   E ツアーバス駐停車の解消に関すること

 2)松戸駅西口駅前広場の構造物及び街路整備に関すること
   @ 歩道の舗装改修に関すること
   A 歩道車道間の段差解消に関すること
   B 街路灯、街路樹等の公共物設置に関すること
   C 違法駐車及び駐輪の解消に関すること
   D 駅前広場入口の交差点化と南北方向の交通再開に関すること
   E 地下駐車場の利用形態変更に関すること
   F ペデストリアンデッキの形状変更に関すること
   G バス乗降場、タクシー乗降場の形状変更に関すること

 3)通称本町中通り」「ふれあい通りの整備に関すること
   @ 歩道車道の一体的改修に関すること
   A 街路灯、街路樹等の公共物設置に関すること
   B 違法駐車及び駐輪の解消に関すること

 4)松戸駅西口周辺の交通渋滞解消に関すること
   @ 交通実験実施による効果測定に関すること
   A 江戸川左岸側道のバイパス化に関すること
   B 周辺交差点の交通形態変更と信号間隔調整に関すること
   C 松戸市平潟地先の道路運用に関すること

第3条継続事業
 前条各項目の実施にあたり松戸市と事業地先自治会等とは適正な方法でこれを評価し、達成した事項と未着手の事項について共通の認識を得ることとする。
 2)前項による未着手の事項に関しては継続事業とし、これが達成されるまでの間は定期的に継続した協議の場を開き達成に向かうものとする

第4条補償義務
 当該事業にもとづく工事施工に際し事業地先団体当に属する企業及び個人に損害を生じた場合には補償の義務を負う。

2)前項による補償の細目に関しては別途協議による。
 この協定の締結を証するため協定書2通を作成し松戸市と事業地先商店会・自治会等の各々記名捺印のうえ各1通づつを保有する。

 松戸市
 松戸市根本387番地の5
 松 戸 市 長    川 井 敏 久

 事業地先商店会・自治会等

本町商店会の提言