http://www.honcho-journal.com/arcade2.htm
「アーケード」に関する本町自治会の見解
現在のアーケードの状況
松戸駅と江戸川を結ぶ駅前通りにはアーケードが付けられていますが、現在では老朽化や一部分の撤去などにより、景観の面からも安全の面からも好ましい状況とは言えません。
以下、アーケードの設置から現在に至るまでの状況をあらためて振り返るとともに、本町自治会としての考え方をご説明します。

  (1)本町の商店会

現在、本町では公式には4つの商店会があり、それぞれ街路灯などの管理を分担しています。
本町大通り商店会」は旧水戸街道沿いを中心に、
松戸駅前商工振興会」は駅から本町交差点までの駅前通りの範囲を、
中通り商店会」「高砂通り商店会」は各々の通りに面する商店を、それぞれの会員として組織されています。

駅前のアーケードは、「松戸駅前商工振興会」という商店会の範囲にあたり、同商店会の会員で組織した「アーケード委員会」(岩田冨久司委員長)が街路灯や設備営繕などを行なっています。(役員名は平成13年3月現在)

参考 松戸本町商店会案内図

  (2)アーケードの建設




松戸駅西口のアーケードは、駅前区画整理の後、地元商店会の要望を受けて松戸市が設置することとなりました。
この際、松戸市はこの地区に対して千葉県のモデル商店会の指定を受けることで県の助成を得て、これに市および当該商店会員の出資を合わせて建設されました。

建設計画の段階で、「建物の個性を消滅させる」という理由で設置を望まなかった商店もあり、また、計画はされたものの結局工事されなかった箇所もありました。

この工事と同じ頃には「西口デッキ」や「バスセンター」の建設に対しても地元商店会から議会請願が行われ、この採択を受けて松戸市は駅前各施設の建設を行いました。

アーケードの建設工事は、歩道路面のカラー舗装とともに昭和54年(1979)に竣工しました。
このとき、建設から維持管理までを円滑に行うための「アーケード委員会」が組織され、この街路に「松戸サンナード」という愛称が付けられました。

完成後のアーケードはアーケード委員会が保有することとなりましたが、市との申し合わせにより実際の所有権と事故の際の責任はアーケードに面する商店主にあるものとしました。














 撤去したところ  現在も残っているところ

 (3)アーケードのその後

「松戸サンナード」と名づけられたアーケード商店街は、明るい街灯や音楽を流すなどして当初は人気を集めました。ところが早くも数年後からアーケード見直しに関する意見が出るようになりました。

アーケード化と同じ頃、西口商店街の回遊性を高める整備が地元商店会から議会請願されるなど、にわかに街路整備への気運が高まる中で、通称「中通り」のアーケード化も模索されました。

これを受ける形で昭和57年(1982)に松戸市が作成した「松戸駅西口地区総合近代化報告書」には、将来の他街路のアーケード化に対しては十分な調査を踏まえよとの慎重な見解が示されています。

その後、昭和60年(1985)には駅前地下駐車場が、翌年には西口デッキが完成するなど、西口商店街周辺の諸施設は一応の完成を見ますが、「松戸サンナード」としてのアーケード商店街の活動はいつのまにか下火になっていました。

平成2年(1990)、松戸商工会議所による「松戸市地域活性化基本構想」によれば、すでにアーケードは古くなり撤去が望ましいとの提案がなされています。
実際にこの頃から施設の老朽化が出はじめ、地元商店会の中にも撤去を希望する声が上がるようになりました。



平成5〜6年(1993〜94)にかけて、県道(旧水戸街道)の歩道改修が行われましたが、この際に交差点角に出店する企業から自店前のアーケード撤去の要請がありました。

これに対して松戸駅前商工振興会(当時○○○○会長)はアーケード委員会として、臨時総会を開いて、「アーケード撤去」を決議しました。
これが先鞭となり、のちには自店の面するアーケードは自店の責任(経費負担等)で撤去が出来ることが決定されました。

これを契機に、ビル建設や改修の際にはアーケードを撤去しようという動きが始まり、平成7年(1995)には2件の商店で、その後平成12年には1件が、いずれもビル建設にあたりアーケードの一部撤去を行いました。

ところが上記決定に際し、アーケード撤去を決議しながらも依然としてこれを不満とする会員があり、のちの商店会役員人事や諸般の活動に際して少なからず禍根を残す結果となったことは、同じ町会の仲間として誠に残念に思います。

  (4)現状と問題点

現在では、アーケードに対する意見の違いから管理費の支払を拒否する会員もあり、街灯の電気料や施設の修繕費も不十分な状況にあるとの事です。そのため、一部街灯の間引き点灯や雨漏りの修理が放置されるなどの状況が続いています。

現実問題として、天蓋内部に密集した鳩の巣に大量の雨水が貯まり、その重さに堪えられなくなった天井の鉄板が数箇所に及び落下するという事故が起きました。
通行人がなかったため幸い人身事故とはなりませんでしたが、現在のアーケードはどの部分に関しても同様に危険な可能性があるものと考えられます。

電気料の不足による街灯の間引き点灯によって、この歩道は、むしろアーケードのない場所よりも暗い印象を与え、駅前の目抜き通りとしての華やかさが感じられません。

これを管理する松戸駅前商工振興会(アーケード委員会)も、近い将来のアーケード撤去に向けて独自に積立金を行っていますが、未だ全面撤去が可能な金額には至っておりません。

アーケード撤去に関しては、地元の会合でも事あるごとに話題には上りますが、現実問題として個々の商店に課せられる撤去費用の問題が大きなネックとなっています。
さらには、建設当時に推進派だった人々への気遣いや、円滑な隣人関係と全員一致を望む気運など、地域に根ざした古い商店街ならではの課題も多々あり、全体として模様眺めの状態が続いてしまいました。




間引かれた夜間照明

このたびの「伊勢丹通り整備事業」等、駅前整備促進の気運を契機として、本庁地区住民の注目があらためて駅前アーケードに集まる事となりました。

事業推進に向けて各方面での協議が進む中で、アーケード撤去を強く求める声が周辺町会から挙げられている事は特筆すべき状況といえましょう。


本町自治会としては、これらの現状に対しては、住民の安全確保や風紀保持などの面からも、商店会側のアーケード撤去の動きが速やかに行われるように側面からの支援を積極的に行いたいと考えています。

  (5)将来の展望 

松戸市では、平成7年(1995)「松戸駅周辺地区都市総合再開発促進計画策定調査」という大規模な調査を行い、長期に及ぶこの街の再開発計画を明らかにしました。

この計画によれば、松戸駅東口の丘陵緑地から松戸駅を経て江戸川に至る道を「シンボル軸」として捉え、松戸市のイメージを形作る街路として「水辺」や「緑」を印象づける整備を行う構想を発表しました。

本町自治会および当地区の各商店会は、地元に再び活気をもたらすであろうこの構想を支持したうえで、近隣の他都市には見られないターミナル駅に至近の水辺(江戸川)と緑の重要性のアピールや、松戸市のイメージ向上に決定的な役割を果たす駅前通りの緑化推進の重要性を主張してまいりました。

街路緑化による景観向上の前提条件として、アーケードの撤去が必要であることは言うまでもありません。
本町自治会としては、さきの安全面からのみならず、地域のイメージアップの面からも商店会側のアーケード撤去を支援したいと考えます。

多くの市民から「水とみどりの街・松戸市の表玄関」と期待を寄せられている地域は、まさしく私たちの町会にほかなりません。


それならばこそ、本町自治会は、このたび松戸市が施工する「伊勢丹通り街路整備」の協議にあたり、この工事が一つの起爆剤となり長年の懸案であった松戸駅西口整備の推進に拍車がかかることを願い、先ずは「アーケード撤去問題」について公式見解を述べさせて頂くに至った次第です。


アーケード管理規約へ  
アーケード設置にあたり、市道使用の責任主体として、松戸市商工課と取り交わしたもの


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レンゲ祭 松戸市ホームページより